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世界遺産というからには相当手入れされたものであるはず。しかし実態はこんなボロい状態での公開となりました。だって眠っていたんだもん。	細部を見ていくと、自然の風雨にさらされた痕跡が。さすがのジュラルミン合金でできた２号も（未確認）修理のあとがちらほら。

あの火星探査ロケット「太陽号」を救うためヒマラヤへ飛んだ時のようにほこり（あっちは雪だった）だらけになった２号。でもいつ作ったのかな。	裏返すと当時はあったはずの車輪もない。ゼンマイボックスはかろうじてくっついていた。一体誰がこんなひどいことをしたのか。遺産登録できないぞ。

更にコンテナを見ると、「４」という大きな落書きがしてあります。もうこれは消せないでしょう。中にあったはずの鉄の爪やブルドーザーも消えています。	やはり世界遺産への道は遠い。あきらめた。ということでKが小学校時代に制作した２号は今もKの部屋のどこかで遊んでくれるのを待っています。