●私の愛器を紹介します 〜KORG 01/W〜 コルグ ゼロワン・ダブリュー |
1.特徴 PCM音源シンセの代名詞「M1」の後継機種です。PCMのみですが、アナログのサンプリング波形も少しあります。かなり前のモデルですが、今のところ不自由はしてません。はいっている音はコルグらしい存在感があります。16パートのシーケンサー部分は、シーケンサーとして使うというより、MC-500のマルチティンバー音源といった使い方をしています。エフェクターも良く、コルグ伝統のオルガン系を意識してのロータリーシミュレーターも入っています。 2.弱点 高域が伸びないことです。太いけどヌケが悪い音が多く、特にブラスはエキサイターを使う以前の問題で、どうしてもアナログブラスの高域を重ねなくてはなりません。ピアノはまあまあですが、単独で使うには細すぎます。オケの中で使うようにチューニングされているようです。逆にオルガンは良く、ハモンドをひっぱり出せない時などはこれで代用できます。また、M1同様こわれにくく丈夫なので、私のようなアウトドアさすらいのミュージシャンにはうってつけのシンセだと言えるでしょう。 3.用途 ワークステーションという名前がメーカーから与えられていますが、その通り、曲作りの中心的存在として位置します。マスターキーボードとして他の音源をコントロールしたり、シーケンサーにデータを入力したりします。また、ショルキーの音源として、ハデな音を出せる唯一の音源としても活躍します。 |