●私の愛器を紹介します 〜Roland JD-800〜 ローランド ジェイディーはっぴゃく |
←これがRoland JD-800です 1.特徴 PCM素材を採用しながら、操作系はアナログ感覚で行える点。音のヌケはまあまあよく、エフェクターもディストーションなどを備え、強力なEQとあいまって個性的な音が作れます。 2.弱点 PCM素材のみを音源とするためか音がペラペラで薄く、芯がありません。従って幾分存在感に欠けます。広がり系にはもってこい、でもソロには向いていないという感じです。金属系も得意ですが、いかんせんどのPCM素材も似たり寄ったりで、バリエーションは期待できません。原因は、素材自体が洗練されすぎているためではないでしょうか?もっと荒削りな個性的な音が欲しかった。かつての名機D-50のような。 操作系の弱点であるスライダーは、すぐにホコリがはいってガリガリこすってしまいます。メンテナンスで掃除してもらえますが、ひどい物は交換しないと、演奏中に勝手に数値が変わったりするので直しましょう。私はもう10箇所くらい換えました。 そして・・・こいつ、かなりヘヴィ。です。 3.用途 ローランド特有の甘い音。包みこむような3次元空間の演出。回り系。飛び系など。時に主役を張る、でも一瞬です。ただ、キラキラ系はよーくヌケますので、脇役でも目立ちます。「アナログ的」ですが「アナログ音源」ではないところに注意してください。アナログのサンプリング波形は入っていますが、パルスワイズなどはいじれません。(一から作る事は出来ません) |