●私の愛機を紹介します

〜Sequencial circuit Prophet 5〜
シーケンシャル サーキット プロフェット ファイヴ

※シーケンシャル サーキットとはメーカー名
プロフェット5とは機種名です(おせっかい?)


←これが私のプロフェット5です

1.特徴


大垣のメロディーショップの木田さんが電話をくれました。「(いかにもヤミ取引のように)金子サン、いいモノが入ってきてるんだけどね、一生モンだよ。ヒヒヒ・・・」と言われ、飛びつかないはずがありません。もう何年も前の話しですが、それがプロフェット5との出会いでした。でもいまだにお金をはらってません。すっ・・・スミマセン。

私が昔々YMOのファンだったことは、このキィーユニのFavoritesにものせていますが、そこで使われていたシンセがこれなのです。当時のミュージックビデオ、今で言うMTVのようなもので細野晴臣先生が弾いていたのを見てから常に憧れの存在でした。しかしお値段もそれなりにバカ高く、150万くらいしたのです。そして90年代になり、価格もこなれ始め、やっと私にも手の届く値段になってくれたのです。


そうそう、特徴は、音がいいこと。「音がいい」とは私の場合、「オッシレーターが元気であらゆる周波数帯域でフラットでフィルターがよい」ということです。どういうこと?つまり例えるならば、オッシレーターとは切り出したイキのいい材木のようなもので、フィルターとはその材木を削るナイフなのです。ナイフのキレが悪かったら重い通りの形に削れませんね。

ポリモジュレーションというちょっとむずかしい機能もおもしろい音を作る時に使います。なんと、ほとんど同じ機能がノードリードにもついているのです。いいものは受け継がれてますね。

因みにプロフェット5の「5」とは、同時発音数が5つという証です。プロフェットは、このほかにプロワン(これ、ソロ用の名器です!)、とかプロフェット10とかが有ります。参考までに。

2.弱点

MIDI対応でないところです。が、世の中にはそれ用に改造したものもあるようです。もし買うならそちらを買ってください。私は一応弾けるのでいいですが、うちこみのみの方はMIDIがついてないので使えません。ラックタイプのものもFive-Gあたりからでています。ちょっと高いですが・・・。あとチューニングがよく狂うのでライブでは??です。照明でかなり温度が上がりますし、チューニングに気をとられて肝心のプレイがおろそかになるかもしれません。
どうしてもプロフェットが欲しい!というガンコな方以外は、むしろノードリードのほうがいいんじゃないでしょうか?


ところで、「楽器」で特にいいものは「名器」です。それを「名機」と書くのは間違ってますよね。だったら「機種」とか「機材」と書くのもどうしたものかな、というしょうもない疑問が湧いてきました(-_-;)

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